2007年10月23日

UDF1.02 1-18 short_ad

Allocation Descriptor (配置記述子) は、 記述子やディレクトリ、ファイル本体の先頭位置と大きさを示します。
論理ボリュームで使われる配置記述子には、 short_ad、long_ad、ext_ad の3種類が用意されています。


short_ad (Short Allocation Descriptor) は、 それが記載されているパーティション内における 先頭位置と大きさを記述します。

short_ad format
RBP大きさ名称内容
0〜34unsigned longExtent Length下記参照
4〜74unsigned longExtent Positionパーティションの先頭からの位置 [LBN]


Extent Length は次のとおりです。

Extent interpretation
bit内容
0〜29length of the extent (unsigned、[bytes]、特に規定が無ければ論理ブロック長の整数倍)
30〜31 0: 場所が用意され、記録された
1: 場所が用意されたが、記録されていない
2: 場所は用意されず、記録もされてい
3: 配置記述子列の次の場所を意味する


Extent Length の length of the extent は 30 ビットしかないため、 230=1,073,741,824 バイトまでしか表記できません。 UDF1.02 では、さらに論理ブロックサイズを引いた大きさが最大です。

DVD-ROM では、shore_ad をディレクトリや(分割)ファイル本体を示すのに使われます。 このときの length of the extent は、実際のファイルのバイト数です。
1,073,739,776=0x3FFFF800 バイトを超えるファイルは、分割し、 2つ以上の short_ad を使って配列として記述します。 実際には一続きのファイルでも同様です。 最後の short_ad 以外は length of the extent を論理ブロックの整数倍にします。

posted by 七癖 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ファイルシステム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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