2007年10月01日

UDF1.02 1-9 UDF1.02 の制限

UDF1.02 の注意事項と制限、ECMA167 との違いを箇条書きにしておきます。

基本的にボリュームは一つです。
基本的に一つのボリュームにパーティションは一つです。
ディスクに一括書き込みを前提とします (読取専用メディアは当然含まれます)。

論理セクタの大きさは物理セクタの大きさと同じです。

ボリュームセット内の物理セクタの大きさは全て同じです。

ボリュームの最初の 32768 バイトは使用しません。

ファイル名は最大 255 バイトです。
パス長さは最大 1023 バイトです。

一つのデータ列の長さは最大 230 - 論理ブロックサイズ バイトです。大抵、論理ブロックサイズは 2048 バイトなので、値は 1073739776 (0x3FFFF800) です。ファイルサイズがこれを超えるときは、ファイルを分割せねばなりません。

AVDP は第256セクタ、 最終セクタ、最終-256セクタ、の 3 箇所の内 2 箇所に記述します。

有効な PVD は 1 ボリュームに 1 つです。
有効な PD は基本的に 1 ボリュームに 1 つです。
有効な LVD は 1 ボリュームセットに 1 つです。
LVID は記録されます。
有効な USD は 1 ボリュームに 1 つです。
FSD は基本的に 1 論理ボリュームに 1 つです。


DVD-ROM の制限

さらに実際の DVD-ROM には、次の制限がつきます。

論理セクタの大きさと論理ブロックの大きさは 2048 バイトです。

DVD-ROM 片面のボリュームは一つ、パーティションも一つです。なので、ボリューム番号は 1 、ボリューム数は 1、交換水準は 2 です。

AVDP は第256セクタに必ず記述し、 最終セクタ、最終-256セクタ、の内最低 1 箇所に記述します。なお、DVD プレーヤーは第256セクタしか参照しません。

posted by 七癖 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ファイルシステム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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