2007年09月21日

UDF1.02 1-5 三構造

ECMA167 ディスクフォーマットでは、大きく三つの構造があります。

・ボリューム認識部
・ボリュームシステム
・ファイルシステム

です。

ボリューム認識部は、その媒体に最初にアクセスする場所であり、
このディスクがどんな形式でフォーマットされているかが書かれています。
また、起動に関する情報が有る場合もあります。
ISO9660 との共通部分も多いです。
ここは、先頭の空白とボリューム認識列からなります。

ボリュームシステムは、ファイルシステムを置く論理ボリュームと
パーティションを制御し、ファイルシステムの場所を記述します。
ボリュームに収まるパーティションとそれを集めた
論理ボリュームという概念によって、
一つのディスクを複数のドライブに分けたり、
複数のディスクを一つのドライブとして扱ったり出来ます。
ただ、これらは結構煩雑なので、
DVD-ROM では、 論理ボリュームとパーティションは共に一つです。
ここは、開始点とボリューム記述子列、論理ボリューム保全列などからなります。

ファイルシステムは論理ボリューム、実際にはパーティションに置かれ、
ファイル本体とディレクトリ構造を制御します。
ここは、ファイル集合記述子列と、
ファイル及びディレクトリ毎に一つづつあるファイルエントリ、
ディレクトリ本体、分割ファイル本体などからなります。

posted by 七癖 at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ファイルシステム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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