この中に、ボリューム、ファイルシステムの情報が書かれています。
個々のボリューム記述子の大きさは1論理セクタです。
ボリューム記述子には、次の種類があります。
番号 | 名称 | 適当訳 | 備考 |
0 | Boot Record | 起動レコード | |
1 | Primary Volume Descriptor (PVD) | 基本ボリューム記述子 | 本当は厳密なISO9660用 |
2 | Supplementary Volume Descriptor (SVD) Enhanced Volume Descriptor (EVD) | 副ボリューム記述子 拡張ボリューム記述子 | 文字種、文字数などの制限を緩めたい場合 joliet など |
3 | Volume Partition Descriptor | ボリューム区画記述子 | |
255 | Volume Descriptor Set Terminator (VDT) | ボリューム記述子集合終端子 | ボリューム記述子群の最後を示す |
ボリューム記述子群は、最低2論理セクタ続きます。
16 PVD
17 VDT
です。
多くの windows 用 CD-ROM では、
16 PVD
17 SVD
18 VDT
となっています。この場合、PVD用のパステーブルとディレクトリ群とは別に、 SVD用のパステーブルとディレクトリ群があります。ファイル本体は共通です。
拡張ボリューム記述子(EVD)は、ISO9660:1999 から加えられた仕様です。
個々のボリューム記述子は、次のようになっています。
位置 | 大きさ | 型 | 名称 | 内容 |
0 | 1 | unsigned char | Volume Descriptor Type | ボリューム記述子の種類 |
1〜5 | 5 | char[5] | Standard Identifier | ="CD001" |
6 | 1 | unsigned char | Volume Descriptor Version | バージョン |
7〜2047 | 2041 | - | - | ボリューム記述子の種類によって異なる |