2007年01月23日

BLANK

-RW メディアを初期化するには、BLANK コマンドを使います。
BLANK コマンドの CDB は次のとおりです。

BYTE\bit 7 6 5 4 3 2 1 0
0Operation Code = 0xA1
1予約IMMED予約Blanking Type
2
(MSB)
 
Start Address/Logical Track Number
 
(LSB)
3
4
5
6予約
7予約
8予約
9予約
10予約
11Control

IMMED が 0 であれば、初期化が終わるまで戻りません。 1 ならば、バックグラウンドで初期化処理を行うと思います。

Blanking Type は、CD-RW と DVD-RW で異なります。 どちらも、0(全フォーマット) と 1(クイックフォーマット) しか使ったことがありませんので、 列挙するに留めておきます。

CD-RW の場合
Blanking TypeNameDescription
000bBlank the discPCA、PMA、リードインからリードアウトまで初期化する
001bMinimally blank the discPMAとディスクのリードイン、最初のトラックのプレギャップのみ初期化する
010bBlank a Track 
011bUn-reserve a Track 
100bBlank a Track Tail 
101bUnclose the last complete session 
110bBlank the last non-empty Session 
111b予約 

DVD-RW の場合
Blanking TypeNameDescription
000bBlank the discRMA、リードインからリードアウトまで初期化する
001bMinimally blank the discリードインとRMAのみ初期化する
010b予約 
011bUn-reserve a Track 
100bBlank a Track Tail 
101bUnclose the last complete session 
110bBlank Session 
111b予約 

Start Address は Blanking Type によって異なります。 Blanking Type = 0, 1 の場合、Start Address は無視されます。

なお、BLANK コマンドでは、データ用のバッファは必要ありません。

私の場合、IMMED = 0、 Blanking Type = 0 or 1 で使っており、経過表示が出来なくて困っています。

似たような名前のコマンドに ERASE(10)(=0x2C) と FORMAT UNIT(=0x04) があります。
ERASE(10) は指定したアドレスのデータを消去するようです。
FORMAT UNIT は相当細かく指定できるようですが、どちらも使ったことはありません。

posted by 七癖 at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | Multimedia Commands | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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