2006年12月03日

RESERVE TRACK

DVD の Disc-at-once 書き込みでは,CD の SEND CUE SHEET ではなく、 RESERVE TRACK コマンドを使います。 RESERVE TRACK コマンドでは、使用するディスクの容量を設定します。

RESERVE TRACK コマンドは、CDB は、パラメータ ARSV によって 容量で指定する場合と位置(LBA)で指定する場合の2種類があります。

ARSV = 0 が先に作られたフォーマットで、容量で指定します。それは次のとおりです。

BYTE\bit 7 6 5 4 3 2 1 0
0Operation Code = 0x53
1予約RMZARSV = 0
2予約
3予約
4予約
5
(MSB)
 
Reservation Size
 
(LSB)
6
7
8
9Control

Reservation Size に書き込むディスクの容量をセクタ単位で入力します。

RMZ は HD DVD-R で使用され、1のとき U-RMZ だそうです。


ARSV = 1 は後から加えられたフォーマットで、使ったことはありません。 古いドライブでは対応していないかもしれません。 容量を最後の論理ブロックアドレスで指定します。

BYTE\bit 7 6 5 4 3 2 1 0
0Operation Code = 0x53
1予約RMZ = 0ARSV = 1
2
(MSB)
 
Reservation LBA
 
(LSB)
3
4
5
6予約
7予約
8予約
9Control

Reservation LBA に最後の位置を記入します。
読める最終アドレスは Reservation LBA -1 になります。

以下、共通項目です。
DVD-R/-RW の場合、1セクタは 2048 バイトです。 その Disc-at-once では Reservation Size と Reservation LBA は同じで、そのまま容量になります。 DVD-R/RW の Incremental や layer jump の使い方もありますが、わからないので割愛します。
DVD+R および +RW DL では、1セクタは 2048 バイトで、 容量は16の倍数になるよう自動的にかさ上げされます。
CD の Session at once ではエラーになります。
CD の Track-at-once での使い方もありますが、やはりわかりません。

なお、RESERVE TRACK コマンドでは、データ用のバッファは必要ありません。

posted by 七癖 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Multimedia Commands | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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