2006年09月09日

Write Parameters Page つづき

前回説明した Write Parameters Page の内、Data Block Type の説明を忘れていました。

読み込みのときは READ CD (MSF) コマンドで読み取る部分をいちいち指定したのですが、 書き込む際には送るデータブロックの形式を、これで先に指定しておきます。

Data Block Type1セクタあたりに
必要なバイト数
内容
02352メインチャンネルのRAWデータ 2352 バイトのみ
12368メインチャンネルのRAWデータ 2352 バイト +
16 バイトのP-Qサブチャネルデータ
22448メインチャンネルのRAWデータ 2352 バイト +
96 バイトのP-Wサブチャネルデータ (packed)
32448メインチャンネルのRAWデータ 2352 バイト +
96 バイトの生(RAW)のP-Wサブチャネルデータ
82048Mode1 2048 バイトのユーザーデータのみ
92336Mode2 2336 バイトのユーザーデータのみ
102048Mode2 Form1 2048 バイトのユーザーデータのみ
サブヘッダには同時に指定する Sub-header Byte 0〜3 の値を使用します。
112056Mode2 Form1 サブヘッダ 8 バイト + 2048バイトのユーザーデータ
122324Mode2 Form2 2324 バイトのユーザーデータのみ
サブヘッダには同時に指定する Sub-header Byte 0〜3 の値を使用します。
132332Mode2 Form2 サブヘッダ 8 バイト + 2332 バイトのユーザーデータ

Write Type に 0x03 (RAW) を指定した場合は、 Data Block Type に 1 か 3 を選択し、Write (10) コマンドで メインチャネルとサブチャネルのデータを一緒に(つなげて)送ります。

Write Type に 0x02 (Session At Once) を指定した場合は、 Data Block Type に 0 もしくは 8〜13 を選択します。 これは、SEND CUE SHEET コマンドで指定したデータトラックに適用されます。 8〜13 を選択した場合は 同期信号やヘッダ、CRC (EDC) や P parity、Q parity などを自動的に計算して 書き込んでくれます。 音楽トラックでは1セクタあたりの大きさは 2324 で一定なので、 ミックスCDを作ろうという場合にはトラック毎に送るデータ量に注意してください。 音楽トラックばかりの場合や、キューシートの内容が MODE1/2352 のような 場合には、Data Block Type に 0 を選択します。


これを書いていて、RAW+96(Packed) を一度も試したことが無いことに気付いた…。

posted by 七癖 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Multimedia Commands | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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