2006年08月06日

Q Sub-Channel ADR=2,3

ADR = 2 と 3 はオプションで、存在しないディスクもあります。

ADR = 0x02 は、MCN (Media Catalog Number、メディアカタログ番号) で、 メディアの情報を表します。 これはディスク全体に共通で、大体100フレーム毎に1回記録されています。

BYTE\bit 7 6 5 4 3 2 1 0
0CtrlADR
1N01N02
2N03N04
3N05N06
4N07N08
5N09N10
6N11N12
7N13ZERO
8ZERO
9フレーム (=1/75秒) (CD全体の経過時間)(BCD)
10
(MSB)
CRC P(x)=x16+x12+x5+x1
(LSB)
11


N01 〜 N13 がメディアカタログ番号で、0〜9の値をとります。 これをASCIIコードに変換するには、それぞれに 0x30 を足してやります。



ADR = 0x03 は、ISRC (International Standard Recording Code、国際標準レコーディングコード) で、 楽曲の情報を表します。 これはオーディオトラックだけに存在し、 大体100フレーム毎に1回記録されており、MCNとは約50フレームずらして置かれているようです。

BYTE\bit 7 6 5 4 3 2 1 0
0CtrlADR
1I01(MSB) I02
2I02   (LSB)(MSB)   I03
3I03 (LSB)I04
4I05ZERO
5I06I07
6I08I09
7I10I11
8I12ZERO
9フレーム (=1/75秒) (CD全体の経過時間)(BCD)
10
(MSB)
CRC P(x)=x16+x12+x5+x1
(LSB)
11


I01 〜 I02 : 国名コード (6ビット)
I03 〜 I05 : 登録者コード (6ビット)
I06 〜 I07 : 記録年 (4ビット)
I08 〜 I12 : シリアルナンバー (4ビット)

これをASCIIコードに変換するには、それぞれに 0x30 を足してやります。


2006/09/21 修正
posted by 七癖 at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | Multimedia Commands | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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