2006年07月25日

Main Channel CD-ROM data Modes つづき

前回(2006/7/19)の続きです。

Sync は同期信号です。 Sync は全てのデータに共通で、 その12バイトは次の通りです。

00h FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh 00h

ヘッダは4バイトで、各表の Sector MSF Address と Data mode を合わせた部分になります。

12 13 14 15
Minute
(BCD)
Second
(BCD)
Frame
(BCD)
Mode

時間は、リードインを除き、CD全体のデータの基点からの経過時間で、BCD形式で表されます。
Mode は、正確には、0〜1 ビットでデータモードを表します。 2〜7 ビットにも意味はあるのですが、割愛します。0を入れておけば多分問題ありません。

Mode2 の Form1と2 にあるサブヘッダは、16〜19バイトと20〜23バイトとで同じ内容が2回続きます。 (繰り返されていることを確認することで、Mode2と認識します。)

16
(20)
17
(21)
18
(22)
19
(23)
File number Channel number Sub-mode Config information

Sub-mode のビット5が0のときForm1、1のときForm2になります。

CRC (Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査) は誤りの検出に用いられます。
EDC (Error Detection Code、誤り検出符合) と紹介されている場合もありますが、 一般的なCRC?とは検査多項式が違なるためでしょう。 その検査多項式は、次のようになります。
P(x) = (x16 + x15 + x2 + 1)×(x16 + x2 + x + 1)

P parity と Q parity は、ECC (Error Correction Code、誤り訂正符合) です。 リードソロモン積符号 (RSPC) というらしいです。

これらの検査訂正符号の詳しい内容は他の方に譲ります。 (勉強不足で申し訳ない。)
posted by 七癖 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Multimedia Commands | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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