オーディオCDはSONYとPhilipsによって開発されました。 その規格を眺めると、LPレコードの影響を受けており、 高性能で安価なコンピューターがない時代の工夫が偲ばれます。
CD-ROMはオーディオCDの音楽データのかわりに 位置情報とデジタルデータとエラー検出、訂正コードを乗せた規格です。 ですから基本は音楽CDです。
CDのデータはLPレコードのように渦巻状に配置されています。 そして、CDのデータは一つ以上のセッションよりなります。 一つのセッションは、先頭にリードイン、最後にリードアウト、 そして途中は音楽やデータを記録した複数のトラックよりなります。 このトラックが、音楽CDの一曲に相当します。 一つのセッションは複数のインデックスで分けられます。 このうち、Index 0 プレギャップとも呼ばれ、 曲の経過表示のマイナスの部分になります。 普通、Index 1 は曲の本体ですが、Index 2、Index 3、・・・がある曲もあります。
Session 1 | Session 2 | ・・・ | |||||||||||||
LeadIn (〜449999) |
Track 1 |
Track 2 |
・・・ | Track n |
LeadOut (90s) |
LeadIn |
Track n+1 |
・・・ | Track m |
LeadOut (30s) |
|||||
Index 0 (-150〜-1) |
Index 1 (0〜) |
・・・ | Index 0 |
Index 1 |
・・・ |
多くのCDでは、セッションは一つです。 データCDでは、トラックが1つのCD-ROMも多いです。 インデックスは、トラック1を除き、一つしかない (Index 1 のみ) 場合があります。