2007年11月25日

UDF1.02 3-3 ボリューム記述子列

ボリュームの情報は Volume Descriptor Sequence(ボリューム記述子列)に記録されます。

ボリューム記述子列はボリュームに主と予備の 2 つ記録されます。

ボリューム記述子列は開始点に書いてあるセクタから始まり、数論理セクタ続き、
Terminating Descriptor (TD)(終端記述子)
または Volume Descriptor Pointer (ボリューム記述子ポインタ) (VDP) で終わり、
数論理セクタ 00 が続きます。

ボリューム記述子列を構成する記述子は次のとおりです。
・Primary Volume Descriptor (PVD)
・Implementation Use Volume Descriptor (IUVD)
・Partition Descriptor (PD)
・Logical Volume Descriptor (LVD)
・Unallocated Space Descriptor (USD)

内、PVD は一つ以上、他は 0 個以上あります。
各記述子の大きさは、全て 1 論理セクタです。
記述子列に所属する記述子には、
それぞれ異なる Volume Descriptor Sequence Number が割り振られています。
(大抵、先頭から順番に 0 から割り振られます。)

PD はボリュームの持つパーティションの数だけあります。
空のパーティションや廃棄したパーティションの PD も持てるかもしれません。

UDF1.02 では、ボリューム記述子列の長さは最小 16 セクタです。
基本的に、PVD、IUVD、PD、LVD、USD を一つづつ記述します。

多くの DVD-ROM では、32 セクタより主ボリューム記述子列が始まり、次の順序で記録されます。
32 PVD
33 IUVD
34 PD
35 LVD
36 USD
37 TD
38〜47 空白
同じく、副ボリューム記述子は 48 セクタより始まることが多いです。内容は主ボリューム記述子列と同じです。
posted by 七癖 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ファイルシステム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする